歯が埋まって生えてこない歯並び(埋伏歯)の治療例一覧です

埋伏歯の治療例

自力で生えてこれなくなった
歯を埋伏歯と言います。

歯が、歯茎または骨に埋まっていることで自然に生えてこない状態のことをいい、歯が骨の中でできる過程で何らかの原因によって起こります。埋まっている歯が他の歯の根っこなどに当たると影響がでるため、埋まっている歯を出す治療を行う必要があります。
※一人ひとりお口の状態は違うため、治療例には個人差があります。

埋伏歯について

埋伏歯が多くみられるところ

  • 糸切り歯(犬歯)

    糸切り歯(犬歯)

    永久歯の中でも最後の方に生えてくるのが糸切り歯です。そのため、歯が生えるスペースが不足してしまうことが多く、糸切り歯が正しい位置に生えてこれずに埋伏歯となることがあります。

    治療方法

    埋まっている歯を引っ張り出すための外科処置を行います。外科処置を行い歯の一部を出した後は、正しい位置まで歯を引っ張り、移動させるために、矯正装置を装着して治療します。

  • 親知らず(智歯)

    親知らず(智歯)

    12歳臼歯の奥に位置する歯で、生えるスペースがなく埋伏歯となり、骨の中で前方に倒れて生えているケースが多くみられます。倒れている親知らずは、並んでいる歯を押してしまって、せっかく矯正治療で治した歯並びを崩してしまう原因となります。

    治療方法

    矯正治療後の歯並びに影響を与えてしまうため、抜歯していただくことがほとんどです。骨の中に完全に埋まってしまっている埋伏歯の場合、口腔外科にて抜歯していただく必要があります。

  • 過剰歯(余分な歯)

    過剰歯(余分な歯)

    正常な本数よりも、永久歯の本数が多い状態を過剰歯といいます。過剰歯は、上の前歯の真ん中に埋まっていることが多い歯です。過剰歯があることで、前歯に隙間ができてしまったり、前歯の根っこに悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

    治療方法

    過剰歯が生えている方向によっては、他の歯の根っこに悪影響を及ぼしてしまいます。そのような場合には、口腔外科にて抜歯していただく必要があります。

※いずれの場合も、歯の位置や方向をレントゲンで正確に確認した上で、処置や治療の必要性を判断いたします。

埋伏歯について

  • レントゲン撮影

    レントゲン撮影

    レントゲン撮影を行い、埋まっている歯の正確な位置や角度などを確認します。その上で、治療の必要性を判断していきます。(治療の必要がない場合には、経過観察を行います。)

  • 口腔外科にて外科処置

    口腔外科にて外科処置

    骨の中に完全に埋まってしまっている場合と、歯茎だけに埋まってしまっている場合で処置内容や治療方法は異なりますが、基本的には口腔外科にて外科処置を受けていただきます。

  • 矯正治療による処置

    矯正治療による処置

    糸切り歯の埋伏歯など、その歯を正しい位置に整列させる必要がある場合には、矯正装置を装着して治療を行います。